【里山だより】雪解けの恵み、春一番の香りをまとう。「よもぎヌーボー」に込めた郷土の味を守る挑戦

先日、江口だんご本店にて初開催された体験イベント『よもぎヌーボー 2026』。地域一体となって歩み始めた「里山めぐりプロジェクト」の始動を記念し、多くのお客様と共に笑顔あふれる特別な1日を迎えることができました。今回は、イベントの模様とともに、いよいよ6月27日(土)より販売が開始される「むかしよもぎぼたもち」に込めた物語をお届けします。

熊被害から郷土の味を守る、私たちの原点

近年、新潟県内では山林への熊の出没が相次ぎ、深刻な問題となっています。その影響は和菓子の世界にも及び、これまで地域の人々が自然の恵みとして収穫してきた野生の笹やよもぎの収穫量が激減。新潟を代表する郷土の味である「笹団子」などが、今まさに危機に瀕しています。

「このままでは、昔ながらの伝統の味が途絶えてしまうかもしれない――。」

そんな強い危機感から立ち上がったのが、江口だんご、長岡市与板地域の農家(稲作まる山、小林農園)、そして地域の食品販売業(セキシン産業、FARM8)の面々です。私たちは手を取り合い、「里山めぐりプロジェクト」を始動させました。地域の耕作放棄地をよもぎ畑へと再生し、自然との共生を図りながら、新しい地域の仕事と持続可能な循環を創出することを目指しています。

大盛況となった『よもぎヌーボー 2026

2026年6月21日(日)、本店の「菓子作り体験長屋 餅土間」にて、プロジェクト初の収穫を祝うイベントが開催されました。雪解け直後に芽吹いた、最も力強く香る最高品質の「一番よもぎ」。そのみずみずしい恵みを皆様にお披露目する試食・体験会です。

当日は、管理栄養士の石橋てるみ氏(FARM8)をお招きした「よもぎの健康効果」のミニトークや、与板の生産者の皆様によるよもぎ栽培の情熱的なお話に、参加されたご来場の皆様が深く耳を傾けてくださいました。そして何より、つくりたての笹団子や特別なぼたもちを口にした瞬間の、皆様の「美味しい!」という笑顔。そのあたたかいひとときは、私たちスタッフやプロジェクトメンバーにとっても、大きな励みとなる最高の時間となりました。

6月27日(土)より「むかしよもぎぼたもち」いよいよ店頭へ

イベントで皆様に絶賛いただいたあの感動の味わいを、いよいよ一般のお客様へお届けできる準備が整いました。今週末の6月27日(土)より、宮本本店にて「むかしよもぎぼたもち」の数量限定販売を開始いたします。

売り切れの場合が有りますので、前日までのご予約がおすすめです。

下記、2種類をご用意しております。

・むかしよもぎぼたもち3個入

・むかしぼたもち6個入詰合せ(よもぎ餅3個・白餅3個) 

※一番よもぎが無くなり次第終了。

皆様のご来店をお待ちしております。